私達のシャトーヌフ・ デュ・パプのワイン畑はこのアペラシオンの北西部にあり、オランジュ街道沿いの通称Cabrièresキャブリエールという所に位置します。
我ドメーヌのシャトーヌフ・ デュ・パプ « 赤 »は、グルナッシュ、シラー、サンソーのセパージュから丁寧に造り上げられています。
土壌は粘土石灰質で、地表を覆う角のとれた石は、日中の太陽の熱を蓄えブドウの成熟を促す仲介役となっています。またこの地方で特有のローヌ河谷を吹き抜けるミストラルは、涼しい風で湿気を取り除きブドウの木を健康にする働きもあるのです。
コート・デュ・ローヌを造る区画はSorgues ソルグと Orange オランジュに位置します。
私たちのコート・デュ・ローヌ « 赤 »と »ロゼ »は2つのセパージュ :グルナッシュとシラーから造られるカジュアルで楽しめるワインです。
|
私達のシャトーヌフ・デュ・パプ « 赤 »は、3つのセパージュ : グルナッシュ、シラー、サンソーから 丁寧に造り上げられています。
9月に手摘みによる収穫を始め、厳しく選果しますが、成熟度に合わせて多くの分析をしながら行われます。
1ヘクタール当りの収穫量は35hlとコントロールされています。
桶に集められたぶどうは 果実を潰さないように運ばれます。
|
シャトーヌフ・デュ・パプとコート・デュ・ローヌ(赤)の醸造について
果実を軽く破砕し醸造タンクでマセラシオンを行います。タニンと果実のアロマがタンク内の果汁の中で広がります。マセラシオンを施す長さは造るワインによって変えます。
タンク内では、ブドウに含まれる糖の発酵によるアルコール発酵が行われ、果汁の表面には果皮など固形物からできた果帽といわれるとても重要な層が形成されます。
私達はここで、圧搾しないで自然に流出されるvin de goutteヴァン・ドゥ・グットゥと言われるフリーランジュース(引抜酒)を先に引き抜きます。次いでタンクに残った果皮等のもろみを圧搾して得られたvin de presseヴァン・ドゥ・プレスと言われるプレスワイン(圧搾酒)とで即座にアッサンブラージュします。
シャトーヌフ・デュ・パプ(白)とコート・デュ・ローヌ(白)の醸造について
マセラシオンを行わず醸造されます。破砕の後、果実はすぐに圧搾されます。マストは平均8日から15日間アルコール発酵され、白ワイン本来が持つ爽やかな程よいバランスの取れた酸味を残すため、マロラクティック発酵は行いません。
コート・デュ・ローヌ ロゼの醸造について
直接圧搾法。収穫後、破砕してから数回圧搾機でプレス。最初にプレスされたタンニンが強くない、ほど良い色の果汁をロゼワインとして醸造。
|
我ドメーヌでは大樽で熟成されます。
1月から2月にかけて醸造が終わると、シェ(酒倉)で最低12ヶ月間熟成されます。
樽は許容量30から65ヘクトリットルの伝統的なフランス産樽で、ゆっくりと進むワインの呼吸つまり酸化によってワインにまろやかさとしなやかさが与えられます。
その後市場に合わせてビン詰めを行います。
|